スタッフ阿部の自分語り⑳
皆さんこんにちは。
ジメジメした季節がやってきましたね。
我が家の庭にあるウリ科の植物たちはウリハムシの食害と戦っております(なんの報告でしょう)
雨にも負けず、虫にも負けずこれからの夏を乗り越えましょう(*^▽^*)
さて、本日のトレーニングの様子をお送りします。
本日はハローワークへ行くチームと事業所で会社説明会動画を見て、企業研究するチームに分かれて取り組みました!
※ハローワークチームの写真は割愛いたします
朝 礼
事業所の人数は少なかったのですが、しっかり朝礼を行いました♪
会社説明会を体験してみよう
卒業生のいる企業を含めた2社をチョイスし、会社説明会の動画を見ました!
どのような点を見ればいいのか、企業研究シートに記入しながら進めました。
セルフトレーニング
企業実習に向けたプロフィールシートの記入やパソコン、椅子カバー作成に取り組まれた方も。
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自分語りも20回目を迎えました!
今回は普段の続きではなく、最近少し思うところがあったので「企業見学・企業実習」について考えてみます。
クルーズに通っている皆さんも、そうでない方も企業への見学・実習ってなぜ必要なのかを考えたことはあるでしょうか。
私が実際にクルーズに通っていた当初の認識は、自分に合っているのかそうでないのかを知るため”だけ”だと思っていました。
しかし、今こうやって働かせて頂いてようやくその重要さを改めて思い知った訳でございます。
※阿部個人が思う、ごくごく個人的な見解なのと文章が長いですのでお茶でも飲みながらゆるーくご覧ください
さて、「企業見学」とはもちろん企業へ見学へ行くわけですが、実際に何を見たらいいの?という疑問もあります。
私が実際に企業見学へ行った時に見ていたところと言えば
・本当に自分でもできる仕事かどうか
・仕事の難易度的にはどうか
・職場の雰囲気はどうか
・対応して下さる人の雰囲気はどうか
くらいのもので、まだまだ漠然とした感じでしか見学できていなかったと思います。
私は2017年の6月からRickeyクルーズ仙台青葉通に通い始め、2018年の3月よりパート職員として採用して頂きました。
おかげさまで現在は正規職員として働かせて頂いております。
卒業までに掛かった時間は、およそ9か月で、初の就労移行支援の利用でございました。
その間、実はそんなに多くの所に見学に行かなかったんです。
最終的に見学させて頂いた企業はわずか2社。
実習に行ったのは0社という始末。
ちなみに他に見学を希望したところは繁忙期などで見学に行けないという運のなさ。
同じく実習希望のところも繁忙期で行けませんでした。
「そんな私がなぜ就職できたのか」ということを思い返してみました。
以前にもブログに書いたのですが、私が支援員を目指すきっかけになったクルーがいらっしゃいます。
たまたま私自身パソコンの操作スキルは並程度ありましたので、そのクルーや他のクルーに操作を教える場面が多数ありました。
そして、過去の職歴からたまたま事業所内のスタッフが持ちえないスキルを持っていたことも幸いしたと思います。
通所し始めてすぐはもちろん自分が就きたい職など検討もつかずでしたが、3か月後の9月・10月くらいには事業所内外の作業依頼などを受けたりしていました。
他の企業も検討しつつ、12月頃にはRickeyクルーズ仙台青葉通に応募という流れです。
就職までの9か月をもう少し細かく見てみましょう。
2017年5月 就労移行支援5事業所見学・体験
2017年6月 Rickeyクルーズ仙台青葉通 入所
自身の体調回復のため、まずは週3通所
2017年7月 事業所内で自分の興味があることや、運動プログラム、イベント企画をし始めます
通院しながら先生と相談し、通所回数を週4へ
2017年8月 毎週末は外へ散歩に行きながらword、excelの復習
日直開始、事業所内依頼物作成
2017年9月 通所日数を週5に
イベント企画や自分の取り組みまとめ
自己理解・自己分析
2017年10月 事業所内清掃について他クルーとまとめる/クルー会議で決定
事業所外依頼物作成
2017年11月 企業研究・企業見学
2017年12月 支援者(相談支援・移行支援)の方と相談しRickeyクルーズ仙台青葉通へ応募・内定
2018年1月 就労に向けての生活スケジュール見直し
2018年2月 就労に向けての準備
2018年3月 パート職員として就職
こんな感じでした。
こうして見直してみると、そこまで突出した何かはしていないものの日直業務や自己理解など皆さんが取り組んでいるものに順当に取り組みました。
特に家にこもりがちだった私ですが、事業所ではいろいろなことに興味を持って挑戦をしました(畠山師匠に鼻笛を習ったり、デビルスティックもやりました)。
思い返すと、10月半ばには支援者に興味を持ち、その少し前から実際に他のクルーなどへ積極的に教えるということもしていました。
最近になって、それが私の「実習」になっていたことに気付きます。
正直教えるのはあまり上手くありませんが、どうしたらその人が覚えやすいのかなど考えながら動いていた記憶があります。
依頼を受けることは現在の事業所内の仕事につながりますし、そこで実際の報連相を復習できました。
人に何か教えることは、そのまま現在の皆さんとの関わりにつながっています。
そう考えると、知らず知らずのうちに私はRickeyクルーズで数か月。少なく見積もっても数週間「実習」していたことになります。
また「教え方が分かりやすかった」「依頼を受けてもらって助かった」など
他者からの「評価」を頂けたことも大きかったと思います。
もともと自己肯定感が少なかった私が、少しでも自分を肯定できるきっかけでした。
結論を言いますと、見学をしてどんな会社か観察し、実習で実際に体験し、自分に合う企業かどうかを見極め「評価」をもらうことが大切なのです。
なぜ「評価」してもらうことが大切なのか。
それは「自分一人では自分を評価できない」からです。
私の持論ですが、「自分らしさ」とは「自分の評価」+「他者の評価」÷2だと思っています。
案外、自分が得意だと思っていたことが他者から見たらそうでもなかったり、その通りだったり。
自分では苦手だなと思っていたことが意外と評価されたりと、自分一人では自分の評価はできないものです。
自分を知るには他者から評価してもらうのが実は一番自分を知るために有効な手段で、そのために活用できるのが「企業実習」です。
評価された部分は真摯に受け止め、できなかったことは本当にできないのか、それとも、できるようにする手立てはあるのか。
できる業務は、どうしたらもっとできるようになるのか。苦手なことはなんだろう…等
自己評価と他者評価をすり合わせることが重要です。
自信をなくすこともあれば、自信がつくこともあるでしょう。
評価されるのを嫌がる人は案外多いですが、長い人生です。
「評価されることからは基本逃れられません」
けれど同時に「評価」されることは自分を知る大きなチャンスです。
確実に言えるのは「普段できないことは就職してから急にできるようにはならない」ということ。
意識して改善するなど、目標がないと難しいと思います。
今できていないことも「就職したらできる!」とか「なおせる!」と思っている方が居るかもしれません。
ですが上記にもあるように、普段できないことは急にできるようにはならないのです。
このまま就職活動をしても、つまずいてしまうきっかけになりかねません。
また、最初から「自分は〇〇をしません!」と胸を張って言い切る方、いませんか?
実際に不可能なことを「やれるべき」だとは思いませんが、可能性に対して自らの道を閉ざしているとしたら、非常にもったいないことです。
もしこのような考えを持っているとしたら、それは「自分が評価されること」が怖いのかもしれませんね。
ですが・・・
皆さんには絶対に「強み」があります。
まずは自分の強みを知ってください。
その後で強みだけではなく、弱みや苦手なことと向き合って今後に活かすためにぜひ見学・実習をしてください。
見学・実習のチャンスがあれば自分の現状と照らし合わせてみて、できる限り参加してみることを阿部はすごくお勧め致します。
(ちなみに2日以上の少しでも長い実習がいいと思います)
ぜひ、皆さんの「強み」を見つけて就活に活かして下さい。
長くなりましたが、私が思う「企業見学・企業実習」についてでした。
※あくまで阿部個人の意見です
お付き合いありがとうございましたm(_ _)m
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平日 8:30~17:30
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文責:
就労移行支援/就労定着支援
Rickeyクルーズ仙台青葉通
阿部